2020年3月21日土曜日

セリアの「調光スタンドライト」。

明るさを調節する機能が付いた、スタンドライトです。

100円スタンド型ライトの中で最高クラスの明るさです。
光は昼白色です。
単3 x 3本。


調節ツマミ」を回して、明るさを調節します。
押しボタンではないので、頻繁にON/OFFする用途には向いていません。

可変抵抗器が使われており、明るさ最小の状態で93.8Ω、明るさ最大で0.7Ωでした。
2台目を購入して測定すると、明るさ最小で105Ω、明るさ最大で3.6Ωでした。
調節ツマミを10回ぐらい回し続けると、抵抗値が103Ω、0.7Ωに改善しました。

この調節ツマミ(可変抵抗器)は接触が不安定なので、ツマミを回す時に光がチラつきます。
グルグル回し続けるとスイッチがこすれ合って接触がよくなりますが、しばらく経つとチラつくようになります。

電源が入る瞬間に「カチッ」という音がします。 やや強い力が必要です。
それ以降は軽い力で調節ツマミが回ります。

明るさの段階が印字されていないので、自分で目印を付けた方が良いでしょう。

似たようなライト
2017年10月ごろからダイソーで「3SMDスタンドライト」が発売されていましたが、共通の部品を使っているようで、違いは調光の有無のみです。

また、2019年8月ごろから販売しているセリアの「USB調光ライト」 と共通の部品です。
(調節ツマミの形など、わずかに違う部分があります)

↓分かりやすくするため、露出を下げて撮影。
個体差かもしれませんが、USB調光ライトは暗めでクリーム色でした。

照度測定と耐久試験
焼けていません
明るさが50%に落ちるまでのランタイムは約8時間です。

「可変抵抗器はすぐ焼けるだろう」と思ってましたが、意外と頑張りますね。
抵抗値は測定前と変化がありません。 

測定するたびに、調光ツマミを2~3回ほどグルグル回しています。
そのため、摩擦で少しだけ磨いた状態になっています。

また、100円スタンド型ライトで最高クラスの明るさなので、SMDも焼けると思ってましたが問題なしです。
とても不思議です。

今回は「明るさ最大」 の状態で測定しました。
明るさを少しだけ落とした状態だと可変抵抗器が焼ける可能性があります
中途半端な抵抗値だと、電力が集中していまいます。

長く使いたい人は、念のため1Ω以上の抵抗を追加しておくと良いでしょう。
(リード線が合計1.2Ωあるので、1Ω追加すれば電力が集中しても十分なはず)

試験の3~5回目と、7~10回目は、満充電から「最初の2時間だけ」点灯しています。
(LEDが焼けやすいのは満充電付近だけなので、2時間以降は影響無しと見なして打ち切っています。)

明るさ最小の場合、ランタイムは約165時間です。



写真




↓基板はLEDのみ。

↓ネジがなく、テコの原理で分解が可能です。
リード線の長さにあまり余裕がないので、分解時に引っ張り過ぎると断線する可能性があります。


↓可変抵抗器。

↓底面は真っ平なので、姿勢が安定します。


↓可変抵抗器を取り外したところ。





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