セリアの 2WAYライト (単3電池
1本タイプ)
ちょっと大きめですが、100円にしては部品代が掛かっており、高性能です。
色は何種類かありますが、暗闇でも見つけやすい「白黒」を購入しました。
ストラップを取り付ける穴はありません。
↓右側の白いのは電池ボックスのフタです。
フタはネジ式になっており、ネジを閉めないと外れます。
ネジの開け閉めは面倒なので、とりあえずテープで貼り付けておきました。
↓ロングセラーのハンドルライト(単3 x 1本タイプ)と比較。
ちなみにハンドルライトの中央には青いゴムを巻き付けています。
電池ボックスが外れやすいからです。
名前通り、2種類の照らし方が出来ます。
前面・・・1LED。
SMD型のLEDが採用されており、光が中心に集中しているタイプです。
背面・・・5SMD。
光を拡散して周囲を照らします。ロウソクのように立てて使えます。
ハンドルライトとの比較
スイッチを分解して磨き、充電完了から3~4時間放置したエネループを使って、照度計に密着させた状態で測定すると、
2WAYライト(1LED側) | 31800 ルクス | |
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ハンドルライト | 32000 ルクス | 2020年6月購入。とても明るい「当たり個体」。 |
懐中電灯mini | 23000 ルクス | 2015年購入。中身はハンドルライトと同じ。 |
ハンドルライトの「当たり個体」とほぼ同じ照度です。
実際に使うと、2WAYは白色光で、中心がハッキリしているため明るく感じます。
ハンドルライトは青白い光で、中心がボンヤリしているので暗く感じます。
(ハンドルライトは砲弾型LEDのため、明るさの個体差が大きいです)
↓1LED側を比較。
↓5SMD側を比較。拡散光なので暗いです。
照度測定と耐久試験
スイッチを磨いて約0.1Ωにしてから実験しました
↓1LED側は焼けていません。
明るさが50%に落ちるまでのランタイムは約8時間です。
↓5SMD側
スイッチがほんの少しだけ焼けています。約0.2Ωになっていました。
(5SMD側の測定時、スライドスイッチをあまりON/OFFしてなかったせいです)
スライドスイッチを何度かON/OFFすると改善します。
LEDは焼けていないようです。
明るさが50%に落ちるまでのランタイムは約8.5時間です。
分解
↓複雑な作りをしており、分解・組み立てに時間が掛かりました。
まず電池ボックス内のネジを外し、「コジアケ」を側面に差し込んで、白い外装を外します。
↓最初に外す白い外装。
↓1LED側。ハンドルライトは砲弾型ですが、こちらはSMDです。
↓5SMD側。
↓1LED側は放熱器が付いています。
↓ディフューザー(光を拡散するカバー)
分解時、最初にこれを外すべきだと勘違いして無理やり外し、欠けてしまいました。
↓基板。
ハンドルライトと比べて、コンデンサ(47uF/16V/105℃)とダイオードが追加されています。
また、インダクタが22uHに変更されています。(ハンドルライトは47uH)
字がかすれていて読みづらいですがLEDドライバは yx8115
で、ハンドルライトと同じです。
↓スイッチ内部。
レールの上に細長い「金具」が乗っています。
抵抗値が0.5Ωもあったので、金具を外し、レールの部分だけメラミンスポンジで磨いておきました。
「金具」を磨くのは難しいです。
外装を固定しているツメは、大きな安全ピンを使って外しました。