2020年4月22日水曜日

ダイソーの「センサーライト」 (単4 x 3本)

ダイソーで300円の「センサーライト」を購入しました。
単4 x 3本で動きます。

いわゆる「人感センサー」で、温度変化が起こるとライトを30秒間だけ点灯させます。
周囲が明るい時は点灯しません。
点灯中に温度変化が起きると、点灯を延長します。

防水機能はありません。
電池ボックスはネジ式になっており、ネジを締めないとフタが外れます
私はネジの代わりにテープを貼っています。

電池ボックスは狭く、エネループが入りません
ニッパーで電池ボックスのバネを切り取りました。

↓上部に半透明の丸いセンサーが2つ付いています。
上が明るさセンサー
下が赤外線センサーです。

↓説明書

↓光は昼白色です。

↓露出を下げて撮影。
光は均一に分散しておらず、中央に集中しています。
そのため、このライトが視界に入ると余計に眩しく感じます。


照度測定と耐久試験
LEDは焼けていません
エネループを使って連続点灯させた場合、明るさが50%に落ちるまでのランタイムは約5.4時間です。

試験の3回目~7回目は、満充電から「最初の2時間だけ」点灯しています。
(LEDが焼けやすいのは満充電付近だけなので、以降は影響無しと見なして打ち切っています。)

もう少し周囲が明るくても反応させたい場合
明るさセンサー全体に「半透明のテープ」を貼って、少しだけ光を遮ります。

特定の方向のみ反応させたい場合
赤外線センサーの一部分に「アルミテープ」を貼って、完全に赤外線を遮ります。
例えば右半分だけ遮ると、右半分だけ反応しません。
光を完全に遮るテープなら何でも良いのですが、アルミテープは剥がれにくいし、耐候性が高いのでお勧めです。

防水したい場合
透明なポリ袋に入れるか、ラップに巻いて防水します。

雑感
消灯する時は、周囲の明るさは関係ないようです。

単4だと電池交換が面倒なので、できれば単3が良かったです。
単3ならスタミナが2倍~2.5倍くらい伸びます。
また、点灯時間30秒はちょっと長すぎるので、15秒が良かったです。
寝室からトイレへの廊下に取り付けましたが、朝夕や曇りの日も反応するので、1週間も持ちません。

この手のセンサーライトは「真っ暗な場所で使う」事が多いので、視界に入ると眩しく感じます。
適切な取り付け場所を考える必要があります。

改造
眩しさを軽減するため、光を拡散する「ディフューザー」を取り付けました。
ダイソーの半透明のプラスチック板をカッターで切り取り、半透明のビニール袋を貼り付けています。
少し浮かせた状態で取り付けています。
光が上下左右に拡散するため、前方の明るさは減りますが、眩しさが軽減されて便利になりました。

裏面にネオジム磁石を仕込みました。
付属の両面テープ → ネオジム磁石 → 透明テープ・・・の順に貼り付け。
鉄柱に貼り付けて使っています。

写真
 



↓COB。

↓エネループが入らないので、ニッパーでバネを少し切り取りました。
切れ味の良いニッパーが無いと大変です。
切り取る瞬間にバネが飛ぶので、ポリ袋の中に突っ込んで作業した方が良いです。


2020年4月21日火曜日

ハンダ作業台の製作(金折&クリップ式)。

ハンダ付けの時、部品を固定する作業台(いわゆるアシスト、ヘルパー)を製作しました。
試作を重ね、今回で6号機です。
やっとまともな物ができました。

↓ピカピカに光っているので写真写りが悪いです。
ネオジム磁石を仕込んでおり、ステンレス・トレーに貼り付けて使います。

↓「掴み台」と「支え台」から成り立っています。
ネジを開け閉めして、高さ調節したり、回転させる事が出来ます。
簡単な作業なら「掴み台」1つだけで十分です。

↓「掴み台」。
左側はプラスチック製の洗濯バサミ 、右側はアルミ製です。
ネジで取り付けているだけなので、他のクリップに変更できます。

↓「支え台」はその名の通り、重い部品を下から支えます。
1kgくらい支えられます。
また、支え台に自分の手を乗せてコテ先を安定させる事もできます。

↓材料費をケチって、「ユニクロメッキ」の金折やボルト・ナットを買ってしまいました。
ユニクロメッキは毒性があるので、アルミテープで覆っています。
ネジの溝の部分だけ覆っていません。
(本当はボルト・ナット程度では気にしなくても良いのですが、精神的に)

↓支え台の方は、締め付けを強くするため、大きなワッシャーを追加しています。



↓底面にネオジム磁石を仕込み、アルミテープで5周くらい巻いています。
ネオジム磁石は強すぎるので、アルミテープを分厚くして弱めています。
画像下のフラックスの底にはフェライト磁石を仕込んでみましたが、ちょっと磁力が弱いのでネオジムの方が良いです。
写真右下のハンダケースがステンレス・トレーに直立するのでハンダ付けが楽になりました。

特徴
高さ調節や回転ができる。
磁石式なので、ステンレス・トレーを傾けても倒れない。
金折をパズルのように組み合わせて合体・変形できる。
ほぼ金属製なので頑丈。
材料費をケチると製作が面倒。

材料
(1) L字型の金折(かなおり)
ホームセンターで手に入ります。
高さ調節したい場合、「一直線の穴が開いた金折」が必要です。
あまり大きすぎる穴だと、ボルト・ナットがすり抜けてしまいます。
その場合は大きなワッシャーを使う手もあります。

以前はホームセンターで金折の単品販売をしており、現地で組み立ててから購入できました。
現在では新型肺炎の影響で、袋詰めのセット販売しかありません。

ちょっと高いけど、「ステンレス製」か「ニッケルメッキ」か「塗装済み」の金折の方が良いです。
安いユニクロメッキ製の金折は、六価クロムを含み、主に皮膚毒性があります。
毒性があるといっても、金折やボルト・ナットを触った程度では問題ありません。
(クロムの製造業者・加工業者は大量の粉塵にさらされるので対策が必要です。 )
でも精神的に何となく気になるので、私はアルミテープで覆いました。
試しに塗装もしてみましたが、メッキの上から頑丈に塗装するのは困難です。

↓ダイソーでステンレス金折を販売していますが、高さ調節できないタイプしか売っていません。

(2) 蝶ボルト & 蝶ナット
ホームセンターで販売されています。
手で回しやすいように「取っ手」が付いています。
これが無いと高さ調節が面倒になります。
高さ調節しない場合は、一般的な六角ボルト、六角ナットでいいです。
M4サイズが手に入りやすいでしょう。
金折と同様に、蝶ボルト&蝶ナットもステンレス製の方が良いのですが、入手が難しいです。
仕方なく、ユニクロメッキ製を購入してアルミテープで被覆しました。

ボルトの長さには注意が必要です。
短すぎたら組み立てできません。 長すぎても困ります。

蝶ボルト・蝶ナットは、プラスチック製の「化粧ネジ」でも代用可能です。

(3) ワッシャー
必須ではありません。
締め付けを強くしたり、アルミテープを破れにくくするために使います。
もし破れても、アルミテープを重ね貼りすれば修理できます。
できればゴムワッシャーの方が滑りにくいです。
ゴムワッシャーは分厚いので、長めのボルトが必要です。

(4) ネオジム磁石
ダイソーで販売しています。
掴み台と支え台の底面に仕込みます。
大きめのサイズじゃないと姿勢が安定しません。

(5) ステンレスのトレー
ダイソーかセリアで販売しています。
磁石に付く物が必要です。

(6) 厚紙
ネオジム磁石を弱めるため、ステンレスのトレーの中に敷きます。
また、汚れや擦り傷を防ぎます。
できれば黒い厚紙の方が部品が見やすいです。

(7) 洗濯ばさみ(ピンチ)
洗濯ばさみはボルト・ナットで台に固定するので、「穴が開いている洗濯ばさみ」が必要です。
プラスチック製の洗濯ばさみは、部品を傷つけにくいです。
アルミ製の洗濯ばさみは、柔らかくて変形しやすいけど、放熱性能が高いです。
写真に写っているアルミ製の洗濯ばさみは、セリアで購入しました。
(現在も販売しているかは分かりません)

(8) アルミテープ
ユニクロメッキの蝶ボルト、蝶ナットの場合は、手で触れる部分をアルミテープで覆います。
作業前に指先を洗剤で良く洗います
皮脂が付くとテープがくっ付きません。

(9) ハサミ、カッター、ヘラ
ハサミやカッターの刃に油を塗りこんでおくと、テープを切るときに粘着剤が付かないので切れ味が良くなります。
ヘラは、アルミテープのシワを延ばすのに必要です。
割り箸でも代用可能です。

その他
↓アルミワイヤーを使って、ルーペ用のアームを試作しました。
アームが柔らかいため、軽く触れると揺れるので改良が必要です。


旧作
1号機(フレキシブル・アーム式)
フレキシブル・アームの両端に、目玉クリップを1つずつハンダ付けしました。
一方にステンレス・トレーをくわえさせて固定、もう一方で部品を掴みます。
自由自在に曲がりますが、トレーをくわえてる方の目玉クリップが強度不足で歪んでしまいました。
さらに腕が長すぎて位置調整が面倒です。
当時はダイソーにワニグチクリップが販売されてなかったので、目玉クリップを使っています。
↓gootのヒートクリップを組み合わせたところ。

2号機(フレキシブル・アーム&バイス式)
余っていたダイソーの半田こて台と、ポケット三脚のアーム、ミニバイス、目玉クリップを組み合わせました。
ハンダ付けせずに黒のホットメルト接着剤で貼り付けています。
三脚が短すぎて可動範囲が狭くミニバイスとアームが干渉するので使えませんでした。

3号機(フレキシブル・アーム式)
ポケット三脚の先端に、ポケット三脚を継ぎ足しました。
さらに先端をワニグチクリップに交換しています。
ポケット三脚のアームは腕がちょっと柔らかすぎるので保持力が悪いです。
可動範囲が広がりましたが自由自在という訳ではなく、かゆいところには手が届きません。
底面にネオジム磁石を設置しており、ステンレス・トレーに貼り付けて使用します。

4号機(フレキシブル・アーム式)
2015年11月ごろに製作。
ダイソーのミニバイスを土台にして、USBライトのフレキシブル・アームをハンダ付けしています。
ステンレスのハンダ付けなので厄介でした。
底面にネオジム磁石を仕込んでおり、ステンレス・トレーに貼り付けて使用します。
そこそこ役に立ってくれましたが、フレキシブル・アームの取り付け方が悪く、自由自在というほどではありません。
また、重いものをガッチリ固定するのは向いていないので、作り直しました。

5号機(金折&アルミワイヤー式)
2017年4月ごろに製作。
とにかく頑丈にするため、全て金属製にしました。
本体で軽く部品を掴み、台座で下から支えます。
本体のアームは、直径3mmの太いアルミワイヤーです。
底面にネオジム磁石を仕込んでおり、ステンレス・トレーに貼り付けて使用します。 
↓その後、台座を改良してアルミピンチを取り付けました。
台座が便利なので、本体は使わなくなってしまいました。
これを発展させたのが今回の6号機です。