(1) ダイソーの紫色のハンダ吸い取りポンプ(200円)。ダイソー2代目。
(2) ダイソーの青色のハンダ吸い取りポンプ(200円)。ダイソー3代目。
(3) 白光のスッポン18G(Amazonで1400円くらい)。
↓ダイソーの吸い取りポンプ2本。
シリコンチューブを取り付けると、ノズルと基板との隙間が少なくなって、吸引力が上がります。
また、ノズルを熱から守る効果があります。
ホームセンターの太いシリコンチューブ
ホームセンターで外径6mm(穴・内径4mm)のシリコンチューブが切り売りされていたので、購入して取り付けてみました。シリコンチューブの先端が、ノズルよりも1mm出っ張るように取り付けました。
なかなか良いです。
シリコンチューブは店によって性質が違かもしれません。
写真ではノズルの側面に黒い焦げ目がありますが、わざとコテ先を当てて溶かしてみました。
どう見てもダイソーのノズルより、シリコンチューブの方が耐熱性が良いです。
シリコンチューブは安く、金太郎飴のようにハサミで切り取ればいくらでも予備を用意できます。
ただしシリコンチューブの分だけ先端が太くなっているので、細かい部分に差し込めなくなります。
通販の細いシリコンチューブ
Amazonで「金天馬(きんてんま) シリコンチューブ 3×4mm 3m kw91157 透明」を約1000円で購入し、ノズルに取り付けてみました。
ノズルより3mmほど出っ張るように取り付けました。
チューブが細いので、ピンセットなどを使ってチューブを広げながら取り付けるか、ノズルをカッターで削らないと装着できません。
このチューブはノズルより外径が1mm細いです。
ノズル内部とチューブ内部にオイルを塗布してハンダがこびり付かない様にしました。
さらにコテ先を差し込むための切れ込みを入れて隙間が少なくなるように加工。
かなり改善しました。
ホームセンターの太いシリコンチューブ(内径4mm/外径6mm)より柔らかいので、基板に合わせて変形してくれます。
細いチューブを付けたおかげで、基板に差し込み易くなりました。
しかしノズルが細くなったということは、大きなスルーホールを丸ごと覆いきれなくなります。
白光の温調こて「FX600」を420℃設定にして、50回ほど基板にハンダ付け&吸い取りの練習をしてみましたが、チューブは劣化していません。
ニクロムコテだとワット数次第で500℃超になるので、少し劣化するかも。
使っているとチューブ内部に茶色いヤニが付いて汚れるので、綿棒で清掃します。
↓練習後。
飛散したハンダが付いて汚く見えますが、かるく拭けば取れます。
ポンプを上手く使うには次の2点が重要です。
(1) 高温のコテを使って対象となるハンダを完全に溶かす。
ハンダは高温になるほど流動性を増し、吸い取りやすくなります。
逆に、温度が低いと吸引中に固まってしまうので厄介です。
熱容量の大きな部品を外す時は火力が必要です。
(2) ノズルと基板との隙間を無くす
どんなに吸引力が強くても隙間があれば空気が漏れて話になりません。
掃除機と同じです。
アルミホイルで耐熱性を上げる
ノズルをアルミホイルで覆い、側面からテープで接着して、針で先端に穴を開けました。
アルミホイルは1枚です。
重ね張りすると隙間が出来るのでよくありません。
アルミホイルとノズルの間になるべく隙間が空かないようにテープで引っ張りながら貼り付けます。
ノズルをずっとコテ先に当て続けると、テープの粘着剤が熱で溶けて緩くなってきますので、短時間で済ませましょう。
アルミホイルは、シリコンチューブと違って吸引力を高める機能はありませんが、耐熱性は向上します。