2020年3月27日金曜日

Firefoxの「CanvasBlocker」で、Googleマップやブラウザゲームがプチフリする問題。

アドオン CanvasBlocker (キャンバス・ブロッカー)をインストールしていると、Google Mapsやブラウザゲームが頻繁にプチフリします。
CanvasBlockerは、個人の特定に使用されるキャンバス・フィンガープリンティング(Canvas Finger Printing)という技術をブロックし、匿名性を高めるアドオンです。
キャンバスというのは、画像を表示するための部品です。

Google Mapsでは大きな地図を表示するために、「巨大なキャンバス」を使用します。
CanvasBlockerが巨大なキャンバスをブロックするたびに大きな負荷が掛かり、プチフリします。
解決するには、以下のどちらか1つを実行してください。

解決方法1…キャンバスサイズを制限する。

(CanvasBlockerの作者様が提示した解決方法です)
巨大なキャンバスのみ、ブロックが動かないようにします。
アドオンの設定ページを開きます。
Generalタブの「Expert mode」にチェックを入れます。
APIsタブの「Maximal fake Size」を 1000000 (100万) に設定します。
その後、Google Mapsを表示してプチフリするか確かめてください。

解決方法2…Google MapsのURLをホワイトリストに追加する。

Google Mapsのみ、ブロックしないように設定します。
アドオンの設定ページを開きます。
Generalタブの「Expert mode」にチェックを入れます。
下の方にある「Whitelist」に、https://www.google.com/maps/ を入力します。

↓Google Mapsを表示し、アイコンにカーソルを合わせると、ホワイトリストに入っているか確認できます。


2020年3月22日日曜日

ダイソーの「COBタッチライト」。

COBタッチライト [ホワイト] を購入しました。
目玉焼きのようなデザインです。
オレンジ色も販売されていましたが未購入です。


スイッチを押すたびに、
OFF → 弱 → 強
と切り替わります。
また、押し続けると、SOSモールス信号になります。
単4 x 3本。

スイッチの部分は平な透明な板になっています。
スイッチを押すと、「ペコッ」と小さな音がするだけで、押してる感じがあまりしません。

光は昼白色と書いてありますが、ほんの少しだけレモン色でした。
(COBのレモン色がちょっと光に影響している感じ)

ディフューザー(拡散器)が付いてないので、眩しいです。
メンディングテープを貼り付けて拡散させた方が良いですね。

電池ボックスのフタはネジ式になっており、開け閉めする時に#1のプラスドライバーが必要です。
ネジを閉めないとフタが外れます。
面倒なので、フタをテープで貼り付けています。
 

仕様

名称COBタッチライト [ホワイト]
実用点灯時間(強)5時間
実用点灯時間(弱)11時間
電源単4 x 3本
サイズ88mmΦ x 21mm
材質ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂、スチール

照度測定と耐久試験
焼けていません
エネループを使って、明るさが50%に落ちるまでのランタイムは、
弱…15時間
強…4時間

強は弱の4倍ほどの明るさです。

試験の3回目~6回目は、満充電から「最初の2時間だけ」点灯しています。
(LEDが焼けやすいのは満充電付近だけなので、2時間以降は影響無しと見なして打ち切っています。)

写真



↓筐体はハメ込んでいるだけ。
側面からテコの原理で外せます。


2020年3月21日土曜日

セリアの「調光スタンドライト」。

明るさを調節する機能が付いた、スタンドライトです。

100円スタンド型ライトの中で最高クラスの明るさです。
光は昼白色です。
単3 x 3本。


調節ツマミ」を回して、明るさを調節します。
押しボタンではないので、頻繁にON/OFFする用途には向いていません。

可変抵抗器が使われており、明るさ最小の状態で93.8Ω、明るさ最大で0.7Ωでした。
2台目を購入して測定すると、明るさ最小で105Ω、明るさ最大で3.6Ωでした。
調節ツマミを10回ぐらい回し続けると、抵抗値が103Ω、0.7Ωに改善しました。

この調節ツマミ(可変抵抗器)は接触が不安定なので、ツマミを回す時に光がチラつきます。
グルグル回し続けるとスイッチがこすれ合って接触がよくなりますが、しばらく経つとチラつくようになります。

電源が入る瞬間に「カチッ」という音がします。 やや強い力が必要です。
それ以降は軽い力で調節ツマミが回ります。

明るさの段階が印字されていないので、自分で目印を付けた方が良いでしょう。

似たようなライト
2017年10月ごろからダイソーで「3SMDスタンドライト」が発売されていましたが、共通の部品を使っているようで、違いは調光の有無のみです。

また、2019年8月ごろから販売しているセリアの「USB調光ライト」 と共通の部品です。
(調節ツマミの形など、わずかに違う部分があります)

↓分かりやすくするため、露出を下げて撮影。
個体差かもしれませんが、USB調光ライトは暗めでクリーム色でした。

照度測定と耐久試験
焼けていません
明るさが50%に落ちるまでのランタイムは約8時間です。

「可変抵抗器はすぐ焼けるだろう」と思ってましたが、意外と頑張りますね。
抵抗値は測定前と変化がありません。 

測定するたびに、調光ツマミを2~3回ほどグルグル回しています。
そのため、摩擦で少しだけ磨いた状態になっています。

また、100円スタンド型ライトで最高クラスの明るさなので、SMDも焼けると思ってましたが問題なしです。
とても不思議です。

今回は「明るさ最大」 の状態で測定しました。
明るさを少しだけ落とした状態だと可変抵抗器が焼ける可能性があります
中途半端な抵抗値だと、電力が集中していまいます。

長く使いたい人は、念のため1Ω以上の抵抗を追加しておくと良いでしょう。
(リード線が合計1.2Ωあるので、1Ω追加すれば電力が集中しても十分なはず)

試験の3~5回目と、7~10回目は、満充電から「最初の2時間だけ」点灯しています。
(LEDが焼けやすいのは満充電付近だけなので、2時間以降は影響無しと見なして打ち切っています。)

明るさ最小の場合、ランタイムは約165時間です。



写真




↓基板はLEDのみ。

↓ネジがなく、テコの原理で分解が可能です。
リード線の長さにあまり余裕がないので、分解時に引っ張り過ぎると断線する可能性があります。


↓可変抵抗器。

↓底面は真っ平なので、姿勢が安定します。


↓可変抵抗器を取り外したところ。





2020年3月13日金曜日

ダイソーの「12SMD & 1LEDランタン」。

2017年から販売されています。
1LED(集中光)と、12SMD(拡散光)が選択できます。
明るさが100円ライトの中で最高峰で、しかも焼けにくいです

その代わり、筐体がもろくて割れやすいです。

12SMD側はのチップ抵抗、1LED側は22Ωのカーボン抵抗が付いています。

照度測定と耐久試験(12SMD)

気温15~20℃で測定しましたが、焼けていません
明るさが50%に落ちるまでのランタイムは3.8時間です。

試験の4回目~10回目は、満充電から「最初の1時間だけ」点灯しています。
(LEDが焼けやすいのは満充電付近だけなので、1時間以降は影響無しと見なして打ち切っています。)

今回の実験ではスイッチが焼けませんでした。
大電流が流れているので、スイッチの接触が悪い個体だと焼ける可能性があります。

照度測定と耐久試験(1LED)
焼けていません

明るさが50%に落ちるまでのランタイムは40時間です。
22Ωの制限抵抗が付いていますが、大型の砲弾型LEDなので、「3SMD & 1LEDミニパワーランタン」(5.6Ω)の1LED側より明るくて安定しています。

この1LED側はリフレクターが大きいので、照度計から光が漏れてしまいます。
そのため、グラフの数値は「3SMD & 1LEDミニパワーランタン」より低めに出ていますが、実際はこちらの方が明るいです。

仕様

名称12SMD & 1LEDランタン
実用点灯時間SMD約5時間
実用点灯時間LED約12時間
電源単3電池(別売) 3本
サイズ約55mm x 130mm x 40mm
主な材質ポリカーボネート / ポリスチレン

写真





↓スイッチのハンダ付け部分(黒と黄色のリード線)が接触しそうでした。

他のライトと比較







2020年3月12日木曜日

ダイソーの「3SMD & 1LEDミニパワーランタン」。

2017年12月頃から販売されています。
1LED(集中光)と、3SMD(拡散光)が選択できます。
単4 x 3本。
旧型(単3 x 3本)より小型化されており、暗くなっています。


3SMD側は20Ωのチップ抵抗、1LED側は5.6Ωのチップ抵抗が付いています。

旧型の記事はこちら。

照度測定と耐久試験(3SMD)

気温15~20℃で測定しましたが、焼けていません
明るさが50%に落ちるまでのランタイムは5.6時間です。(旧型は5時間です)

試験の4回目~10回目は、満充電から「最初の1時間だけ」点灯しています。
(LEDが焼けやすいのは満充電付近だけなので、1時間以降は影響無しと見なして打ち切っています。)

旧型と比べると照度が約60%に下がっています。
(似たような形状なので、光束も60%くらいに下がっている、と考えていいでしょう )
明るさ(電流値)が下がっているおかげで、スイッチも焼けないというメリットがあります。

照度測定と耐久試験(1LED)
1回目から焼け始めています
小型の砲弾型LEDなので、暗いのに焼けてしまいました。
明るさが50%に落ちるまでのランタイムは20時間です。(旧型は17時間です)

仕様


名称3SMD & 1LEDミニパワーランタン
実用点灯時間SMD約7時間
実用点灯時間LED約12時間
電源単4電池(別売) 3本
サイズ約42mm x 100mm x 30mm
主な材質ポリスチレン / ポリプロピレン / ABS樹脂

写真
↓ネジは外しています。


↓なかなか綺麗に作ってあります。
1LEDはズレないように筐体に沿って折り畳まれています。
また、旧型のようなカーボン抵抗の空中配線がなくなり、チップ抵抗になっています。


他のライトと比較