2014年12月1日月曜日

ダイソーの「スーパーLEDズームライト」。


2014/11月から近くのダイソーで「スーパーLEDズームライト」が発売されていたので購入しました。
春ごろから出回っており、レビューしている方が多数おられます。
このライトは100円の割にかなり高機能です。
しょせん中国製ライトなので外装のもろさとLEDの耐久性はお察しですが、基本性能は高く、そこそこ実用的です。
ダイソー以外の100円ショップでも似たようなライトを販売しており、少しずつ部品の色や形が違うようです。
ダイソーではオレンジの2種が販売されていました。

↓一番左が「スーパーLEDズームライト」です。
ヘッド(先端)を伸ばしてスポット(絞り)にした状態です。
短くするとワイド(広範囲)になります。


特徴
(1) ちょっとだけ高出力なLED(表面実装型)が1つ使用されていて明るい。
(2014年の時点では)100均ライトの中で最高クラス。
しかしLEDの色温度に個体差があり、白っぽかったり緑っぽかったり黄色っぽかったり。

エネループで何時間か使用するとLEDが焼けていき、少しずつですが暗くなっていきます
即座に焼けるわけではないので、何時間か使えます。

(2) ヘッドをスライドさせてズーム(広範囲)からスポット(集中)まで細かい調整が可能。
ここが一番の特徴ですね。
さらに、レンズ式なので配光が均一で見やすい
デコボコした道を均一に照らせるので、道の形状が良く分かって安全です。
最小スポットはLEDの四角い形がハッキリでるのでカッコ悪いです。
最小スポットは一般的なLEDライトより絞り込みが強い(範囲が狭い)ので、特定の場所だけ照らせます。
遠くを照らす時は狭く明るいスポットに、近くを照らす時は広いズームに・・・と使い分けることが出来ます。
やっぱり個体差があり、摩擦が強くてスライドしにくいもの、逆にスカスカですぐにスライドがズレてしまう物があります。

(3) スイッチは柔らかいとは言えないものの、ゴムカバーのおかげで「ランチャー9」より柔らかく指が痛みにくい。
しかしスイッチ自体が錆や接触不良で、明るさは個体差が大きい
ズームライトに限らず、100均ライトのスイッチはほとんど個体差があります。

(4) プラスチック製なので割れやすいけど軽い。ランチャー9よりちょとデカい。

(5) 側面リングから光が漏れるので、使用者の位置を他人に知らせやすい。
100均ライトには珍しく「夜道用のライト」として適切。
側面リングが発光して自分の位置(手の位置)を知らせる事が出来るため、他のライトより安全です。
視認性は緑よりオレンジの方が良いです。
赤い光は屈折しにくく、遠くまで届きます。
朝焼けや夕焼けの光と同じ原理です。

ちなみにワイドよりスポットの方が側面から漏れる光が多いです。

(6) 分解が簡単。改造や修理も楽。


スイッチの接触不良
私は5台ほど改造してみましたが、うち1台は点いたり消えたりと不安定な動作を見せました。
スイッチを分解してみると内部が錆びていました
メラミンスポンジとヤスリで磨いたら復活しました。
他のスイッチも少しですがスイッチを押すたびに抵抗値が変動しているようです。
磨くと明るさが少し改善しました。
つまりスイッチに個体差があるのです。
100均のプッシュスイッチは、バリや歪みが原因で接触面積が少なく、しかもステンレス製なので接触抵抗が高いようです。
スイッチ全体の抵抗を測定してみると、スイッチを入れるごとに変化し、0.1Ω~4Ωを示しました。
このタイプのスイッチは100均製品で良く見かけます。


スイッチを磨いて安定させる
スイッチを分解してメラミンスポンジや金ヤスリなどで磨く必要があります。
湿らせたメラミンスポンジで擦ると大体取れます。

1. スイッチ内部(↑の写真の帽子みたいな部品)
2. それに接触するステンレスの帯2つ。
3. 電池ボックスが接触する内部のスプリング
4. 電池ボックスの端子すべて

磨けば明るさは上がりますが、ずっと安定するわけではありません
しばらくすると酸化被膜が大きくなって抵抗値が増加します。

とりあえず、最初に1度だけでも錆取りをやっておくと良いでしょう。

改造と耐久試験

別記事 にまとめました。

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